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秋が深まる日に食べたい郷土料理7選
秋から冬に食べたくなる日本各地の郷土料理を7品に厳選。まず上で7品をコンパクトに見比べ、その下で味・土地の背景・作りたくなるポイントまで1品ずつ詳しく紹介します。

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2026年9月21日
この特集の7品
気になった料理から、そのままレシピへ進めます。
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秋から冬に食べたくなる日本各地の郷土料理を7品に厳選。まず上で7品をコンパクトに見比べ、その下で味・土地の背景・作りたくなるポイントまで1品ずつ詳しく紹介します。

2026年9月21日
気になった料理から、そのままレシピへ進めます。
朝晩の空気が少しずつ冷たくなる季節。そんな日に食べたくなるのが、鍋や煮込み、鮭や里芋など、その土地の秋冬を映した郷土料理です。
まずは7品をざっと見比べて、気になる料理を見つけてください。その下で、それぞれの味や土地の背景、どんな日に作りたくなる料理なのかをもう少し詳しく紹介します。
秋鮭とたっぷりの野菜を、味噌・酒・みりん・砂糖を合わせた甘辛い味噌だれでまとめる北海道の郷土料理です。鮭の脂と味噌だれがキャベツや玉ねぎに絡み、魚だけでなく野菜までしっかりごちそうになります。
石狩地方の漁師町で食べられてきた豪快な料理ですが、家庭ではフライパンひとつで十分。鮭に軽く焼き色をつけてから野菜と蒸し焼きにすると、ふっくらした身と甘い野菜を一緒に楽しめます。
作りたくなるポイント: 秋鮭が手に入った日、野菜もしっかり食べたい日、大皿を囲みたい日にぴったり。
ぶつ切りの鮭と根菜、野菜を昆布だしで煮込み、味噌で仕上げる北海道らしい鍋料理です。鮭の旨みが汁全体へ広がり、味噌のコクと重なることで、ひと口ごとに北の寒さを忘れるような味になります。
ちゃんちゃん焼きが鮭と野菜を「焼いて絡める」料理なら、石狩鍋は鮭の旨みを「汁ごと味わう」料理。ごぼうや長ねぎ、きのこなど、冷蔵庫にある野菜を足しやすいのも家庭向きです。
作りたくなるポイント: 鮭を鍋で楽しみたい日、汁ものを主役にしたい日、寒い夜にしっかり温まりたい日に。
里芋のねっとりした食感を、肉やこんにゃく、長ねぎと一緒に煮込む山形の秋の風物詩です。県内でも地域差が大きく、牛肉と醤油で仕上げる地域もあれば、豚肉と味噌を使う地域もあります。
河原で大鍋を囲む「芋煮会」の文化でも知られ、料理そのものだけでなく、みんなで鍋を囲む時間まで含めて山形らしい一品。里芋が美味しい季節に作ると、秋らしさが一気に食卓へやってきます。
作りたくなるポイント: 里芋をたっぷり食べたい日、誰かと鍋を囲みたい日、秋を感じる料理が欲しい日に。
炊いたご飯を半つぶしにして棒に巻き、表面を香ばしく焼いた「きりたんぽ」を、鶏だしの鍋で煮込む秋田の郷土料理です。ごぼう、舞茸、長ねぎ、せりなどの具材と一緒に煮ることで、米の甘みと鶏の旨みがひとつになります。
鍋の中でだしを吸ったきりたんぽは、外はほどよく香ばしく、中はやわらか。鍋料理なのに主食まで一緒に楽しめる満足感があります。
作りたくなるポイント: ご飯ものと鍋を一度に楽しみたい日、鶏だしが好きな日、秋田らしい一品に挑戦したい日に。
幅広の平打ち麺を、かぼちゃや野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込む山梨の郷土料理です。麺を別茹でせず、打ち粉がついたまま煮込むことで汁に自然なとろみがつき、かぼちゃの甘みと味噌のコクが重なります。
麺・野菜・汁を鍋ひとつでまとめられるので、これ一品でもかなり満足。うどんとはまた違う、煮込み麺ならではのもっちり感も魅力です。
作りたくなるポイント: 麺で温まりたい日、かぼちゃを使いたい日、一皿で夕食を完結させたい日に。
牛すじや黒はんぺんなどを串に刺し、醤油ベースの黒いだしでじっくり煮込む静岡の郷土料理です。食べる直前に青のりやだし粉を振ることで、普通のおでんとは違う香りとコクが立ち上がります。
静岡市ではおでん街や横丁、かつては駄菓子屋でも親しまれてきた日常の味。鍋を囲むというより、串を一本ずつ取りながらゆっくり食べる楽しさがあります。
作りたくなるポイント: 晩酌のお供が欲しい日、じっくり煮込みたい日、いつものおでんを少し変えたい日に。
骨つき鶏から出る旨みをスープに蓄え、そのスープ自体から味わい始める福岡の鍋料理です。まず鶏を煮て、次に野菜や豆腐を加え、最後はご飯や麺で締めるまで、鍋の中で味が少しずつ深くなっていきます。
派手な味付けではなく、鶏そのものの旨みを楽しむ料理だからこそ、骨つき肉を使うだけでも家庭の鍋がぐっと本格的になります。最後の雑炊まで含めて、ひとつのコースのように楽しめるのも魅力です。
作りたくなるポイント: 鶏だしが好きな日、鍋の締めまで楽しみたい日、シンプルな味でじっくり温まりたい日に。
鮭のちゃんちゃん焼きと石狩鍋。同じ北海道の鮭料理でも、味噌だれを絡めて食べるか、汁ごと味わうかで印象が大きく変わります。
芋煮・きりたんぽ鍋・若鶏の水炊き。里芋・米・鶏と、土地ごとに主役が変わるのも面白いところです。
ほうとう。麺・野菜・汁をひとつの鍋でまとめて楽しめます。
静岡おでん。串を一本ずつ取りながら、だし粉や青のりの香りを楽しむ食べ方が似合います。
7品を並べてみると、同じ「身体を温める料理」でも土地によって主役はまったく違います。
北海道では鮭、山形では里芋、秋田では米、山梨では小麦、静岡では練り物、福岡では鶏。気候や産物、地域の食文化が、鍋や煮込みの中にそのまま表れています。
ひとつ作って終わりではなく、次は別の地域へ。食卓から少しずつ日本を旅するように、気になる郷土料理を選んでみてください。