
奈良県
茶粥
煮立てたほうじ茶に冷やごはんをそっと入れ、弱火で温めるだけ。香ばしい茶の蒸気と、さらっとした口当たりが朝の空腹をやさしく満たします。
1つのレシピ
Background
茶粥とは
この料理の背景と、土地での食べられ方
茶粥のレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

奈良県
煮立てたほうじ茶に冷やごはんをそっと入れ、弱火で温めるだけ。香ばしい茶の蒸気と、さらっとした口当たりが朝の空腹をやさしく満たします。
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この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
茶粥は、ほうじ茶でごはんを温めて食べる奈良の郷土料理です。地元では「おかいさん」と呼び、さらっとした口当たりと香ばしい茶の香りが、朝の食卓をやさしく開いてくれます。奈良漬けや浅漬けを添えれば、酸っぱさが茶の余韻を引き立て、一口ごとに「大和の朝」が感じられます。
農林水産省「うちの郷土料理」では、9世紀の茶伝来と東大寺「お水取り」の献立に茶を使った食が登場するなど、1200年以上の歴史があると紹介されています。「大和の朝は茶粥で明ける」と言われるほど日常食でしたが、今は毎朝炊く家庭は少なくなった一方、ホテルの朝食や県内の飲食店でも味わえる機会があります。
家庭では前日の冷やごはんを茶で温める型が定番です。大和では夜にごはんを炊く習慣が残り、翌朝あたため直す目的で茶粥が広まったと伝えられています。さつまいも・里芋・栗・かき餅を入れる地域もあり、腹持ちよく食べる工夫が家々に受け継がれてきました。京都の白粥や河内のどろ喰いと並べて語られることもあり、お粥の「固さ」にも土地柄が表れると言われています。
本場に近づけるには、香りの強いほうじ茶を選ぶのが近道です。大和高原で育つ「大和茶」の焙じ茶は、煮出した瞬間に香ばしさが立ち上がり、茶粥らしい余韻が増します。冷やごはんは流水で軽く洗い、弱火で短時間温めるだけにとどめてください。