
薄口だしに鰊の旨み
甘辛に煮た身欠き鰊
京都府 · 京都市
甘辛く煮た身欠きにしんを、淡い昆布とかつおのつゆに合わせた温かい蕎麦です。北前船の物流で身欠きにしんが運ばれ、保存食として京の食卓に定着した経緯が語られることが多く、煮たにしんの旨みとすっきりした汁が一体になるのが味の軸です。
人数で量が変わります
にしんがひたひたにならないときは同量を足す
1片を千切り
幅広1切れ(目安10cm)
ひとつかみ
小さじ1/4程度から味見
小口切り。入手しづらいときは青みの柔らかい長ねぎで代用可
身欠きにしんを半分に切る。
硬さが気になるときは、ソフトタイプの身欠きにしんにすると煮込みが楽です。
鍋に水100ml、日本酒、砂糖、みりん、にしん煮用の醤油、しょうがの千切りを入れ、にしんを並べる。
にしんがひたひたにならないときは水を足す。臭みが気になる場合は、参考レシピにあるとおり茶で下茹でしてからこの工程に進める方法もある。
中火で煮立たせ、弱火にして落とし蓋をし、40〜50分煮る。煮汁をときどきにしんにかける。
弱火を保ち、煮汁が濃くなりすぎないよう注意する。
照りが出て柔らかくなったら火を止め、煮汁を別容器に分ける。にしんは粗熱が取れるまで置く。
煮汁を後で使う場合は保存と再加熱の衛生に注意する。
別の鍋に水600mlと昆布を入れ、中火で熱し、沸く手前で昆布を取り出す。
かつお節を加え、1〜2分煮立てたら火を止め、沈んだら漉す。
にがみが出やすいので、かつお節は長く煮ない。
だしに薄口醤油とみりんを混ぜ、必要なら塩で味を整える。
たっぷりの湯でそばを袋表示どおりにゆで、湯を切る。
温かいかけそばにする場合は冷水でしめない。
器に温かいつゆを入れ、そばをほぐして入れ、にしんを載せ、九条ねぎを散らす。
Journey
京都でにしんが食されるようになった背景には、江戸時代中期から明治30年代頃までの北前船による物流が大きいと、農林水産省のにっぽん伝統食図鑑(京都府のにしんの甘露煮)では説明されています。昆布は関西の和食文化に影響を与え、にしんは身欠きにしんとして保存食として重宝された、とされています。甘露煮は骨まで柔らかく煮た加工品で、そのまま食べたり蕎麦に載せたりするほか、にしんなすなどの変化もある、と同項で触れられています。京都市の老舗「松葉」は、公式に文久元年(1861年)創業、明治十五年(1882年)に二代目が「にしんそば」を発表したと述べ、みがきにしんが京のたんぱく源・保存食だったと説明しています。また農林水産省「うちの郷土料理」のニシン蕎麦(北海道)の本文では、ニシン蕎麦は京都が発祥といわれる一方で北海道にも履歴がある、といった併記があります。いずれも編集者が複数資料を要約し、サイト用に再構成したものです。
ふるさと納税
返礼品ポータルへ遷移します。寄付上限額はお住まいの自治体でご確認ください。
旅の記録を読み込み中…