
岩手県
わんこそば
熱々のそばが一口ずつ椀に運ばれ、なめこおろしや薬味で味を変えながら杯数を重ねる、岩手のおもてなし料理です。家族で数を数えながら食べれば、あっという間に盛り上がります。
1つのレシピ
Background
わんこそばとは
この料理の背景と、土地での食べられ方
わんこそばのレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

岩手県
熱々のそばが一口ずつ椀に運ばれ、なめこおろしや薬味で味を変えながら杯数を重ねる、岩手のおもてなし料理です。家族で数を数えながら食べれば、あっという間に盛り上がります。
1つのレシピ
Background
この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
わんこそばは、一口大のそばを次々と椀に注ぎ足し、満腹になるまで味わう岩手県のおもてなし料理です。盛岡冷麺・盛岡じゃじゃ麺と並ぶ「盛岡三大麺」のひとつとして知られ、2021年には文化庁の「100年フード」にも認定されました。
由来には諸説あります。よく知られるのは、江戸時代初期に南部家27代当主・南部利直公が江戸へ向かう途中、花巻城に立ち寄った際、家人が郷土名産のそばを漆器の椀に少量ずつ盛って差し上げたところ、たいへん気に入って何度もおかわりをしたという花巻説です。一方で、内閣総理大臣を務めた原敬が盛岡帰省時に「そばは椀こに限る」と語ったことに由来するという盛岡説もあります。さらに、冠婚葬祭の宴席で大勢に茹でたてのそばを効率よく振る舞うため、少量ずつ椀に盛り足していった「そば振る舞い」の風習こそが原型だったとする説も有力です。
現在では、給仕が「はい、どんどん」「はい、じゃんじゃん」と声をかけながらお椀にそばを注ぎ足し、客が満腹の合図として蓋を閉めるまで続けるのが定番のスタイルです。食べた杯数を競う遊び心も相まって観光名物となりましたが、本来は客にたくさん味わってもらいたいという素朴なもてなしの心が始まりです。
家庭で楽しむときも、なめこおろしや薬味を少しずつ変えながら食べ進めると、店の味わいに近づきます。岩手は良質な漆の産地としても知られ、安比塗や秀衡塗の椀でいただくと、旅先の雰囲気がぐっと近づきます。