
青森県
せんべい汁
せんべいが出汁を吸い、もちもちの食感に変わる瞬間がたまりません。鶏と根菜のだしが身体の芯まで温めてくれる、八戸の冬の味。
1つのレシピ
Background
せんべい汁とは
この料理の背景と、土地での食べられ方
せんべい汁のレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

青森県
せんべいが出汁を吸い、もちもちの食感に変わる瞬間がたまりません。鶏と根菜のだしが身体の芯まで温めてくれる、八戸の冬の味。
1つのレシピ
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この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
せんべい汁は、青森県八戸市を中心に親しまれる郷土の鍋料理です。鶏や魚でとっただしに野菜や糸こんにゃくを煮込み、最後に南部せんべい——とくに煮崩れしにくい「おつゆせんべい」——を割り入れて食べます。せんべいがスープを吸い、もちもちとした独特の食感になるのが、この料理ならではの魅力です。
ルーツは、冷害で米が取れにくかった青森南部から岩手北部にかけて、小麦から作ったせんべいを保存食として食卓に載せたことに遡ります。味噌汁や鍋にせんべいを入れて煮る習慣が家庭で受け継がれ、平成以降は八戸市の観光PRによって「せんべい汁」の名で全国に知られるようになりました。八戸せんべい汁研究所の活動やB-1グランプリ優勝なども、郷土料理としての地位を押し上げています。
八戸市内だけでも200軒近くの飲食店が提供し、家庭の鍋から店の定番メニューまで幅広く愛されています。鶏だし醤油味がもっとも一般的ですが、港町らしくタラやサバの塩味だし、名物の馬肉を使った味噌仕立てなど、だしの選び方で表情が変わるのも面白さです。店によってはキャベツやきのこを足すなど、具材のバリエーションも豊富です。
本場の味に近づけるなら、せんべい選びがいちばんの近道です。スーパーのおやつ用せんべいではなく、八戸の製造元が焼く「おつゆせんべい」を取り寄せれば、最後に入れても煮崩れせず、店の一杯に近いもちもち感が再現しやすくなります。