
三重県
伊勢うどん
もっちり極太の麺に、たまりの甘みが広がる黒いたれ。丼の中で混ぜるたび、やわらかな麺に濃厚な味が絡みます。伊勢参りの参拝客をもてなした素朴な一杯を、おやつ感覚で。
1つのレシピ
Background
伊勢うどんとは
この料理の背景と、土地での食べられ方
伊勢うどんのレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

三重県
もっちり極太の麺に、たまりの甘みが広がる黒いたれ。丼の中で混ぜるたび、やわらかな麺に濃厚な味が絡みます。伊勢参りの参拝客をもてなした素朴な一杯を、おやつ感覚で。
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この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
伊勢うどんは、三重県伊勢・鳥羽を中心に食べられる郷土のうどんです。通常のうどんの2〜3倍も太く、やわらかくもっちりとした麺に、真っ黒なたれを少量絡め、刻みねぎだけを添えるシンプルな一膳。スープではなく「絡める」スタイルが最大の特徴です。
起源は江戸時代以前、農民が手間をかけずに作った腰のない太麺に、味噌を作る際に溜まった「みそたまり」をかけて食べたことにあると伝えられています。お伊勢参りが盛んになると、参拝客にすぐ出せるよう麺をゆで続け、たまりをかけて提供する店が増えました。真珠の御木本幸吉の家系もうどん店を営んでいたとされ、当時は「素うどん」「並うどん」と呼ばれていたそうです。
「伊勢うどん」という名称が統一されたのは1972年と比較的新しく、食べ方の歴史に対して名前だけが後から付いた郷土料理の例として知られています。店によってたれの甘辛やだしの取り方は微妙に異なり、天かす・卵・じゃこ天などを足すアレンジも家庭や店舗で見られます。1968年の茹で麺・たれの小袋化以降、スーパーでも手軽に買える県民のソウルフードになりました。
本場の味に近づけるなら、たまり醤油ベースのたれと、茹で続けたようなやわらか麺が要です。伊勢醤油のたれや本場の茹で麺を使うと、黒い見た目に反して広がる甘みとだしのコクが一段深くなります。丼の中で混ぜて、ねぎの香りと一緒にすするのが伊勢流です。