
埼玉県
冷汁うどん
香ばしいごまと米みそのコクが、大葉とみょうがの清涼感と溶け合う。冷たいつけ汁にうどんをくぐらせる一口が、夏の畑仕事の合間に欲しくなる、さっぱりとした味わいです。
1つのレシピ
Background
冷汁うどんとは
この料理の背景と、土地での食べられ方
冷汁うどんのレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

埼玉県
香ばしいごまと米みそのコクが、大葉とみょうがの清涼感と溶け合う。冷たいつけ汁にうどんをくぐらせる一口が、夏の畑仕事の合間に欲しくなる、さっぱりとした味わいです。
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この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
冷汁うどんは、埼玉県の夏に欠かせない、冷たいつけ汁でうどんを食べる郷土麺です。裏作として広がった小麦栽培とうどん文化が背景にあり、忙しい農繁期に手早く栄養を補給できる一品として、古くから家庭に根づいてきました。四方を川に囲まれた川島町では「すりたて」の意味から「すったて」と呼ばれ、ごま・味噌・夏野菜をすり鉢で合わせた「すりたて」のつけ汁が、冷やしたうどんとともに食卓を彩ります。
全国に「冷や汁」はありますが、埼玉の冷汁うどんはうどんのつけ汁として定着した点が特徴です。稲作の合間、炎天下で働く人々にとって、火を使わずすり鉢と冷水だけで仕上がる手軽さと、味噌・ごまによる塩分・タンパク質の補給が重宝されました。平成22年の埼玉B級ご当地グルメ王決定戦優勝以降、提供店も増え、夏の埼玉を代表する味として知られるようになりました。
家庭や店舗によって、野菜をすべてすり込む川島型、大葉・みょうがを小皿に添える型、なすや砂糖を加えるアレンジなど幅があります。うどんのほか、同じつけ汁をご飯にかける食べ方も残っています。近年の「スタミナすったて」のように、から揚げやニンニクをのせる店舗版も現れ、郷土料理の進化も続いています。
本場の味に近づけたいなら、つけ汁の核となるごまと味噌選びが近道です。川島町産の希少な金ごまは香ばしさとコクが際立ち、御蔵米を使った手ごねの「かわじま味噌」はなめらかに溶けて、すりたてのつけ汁らしい深みが出ます。夏の暑い日に、冷たいつけ汁とうどんを一口——畑の向こうに広がる埼玉の風を思い出す味わいです。