
東京都
深川めし
潮の香り立つ煮汁が、ふっくら開いたあさりの旨みごと炊きたてごはんに染み渡る。味噌のこくと長ねぎの甘みが重なり、江戸の漁師が掬った下町の一杯を食卓へ運びます。
1つのレシピ
Background
深川めしとは
この料理の背景と、土地での食べられ方
深川めしのレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

東京都
潮の香り立つ煮汁が、ふっくら開いたあさりの旨みごと炊きたてごはんに染み渡る。味噌のこくと長ねぎの甘みが重なり、江戸の漁師が掬った下町の一杯を食卓へ運びます。
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この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
深川めしは、江戸時代に東京湾の干潟が広がった深川の漁師たちが、仕事の合間に手早く作った賄い飯がルーツとされる、東京都江東区発祥の郷土料理です。潮の香り豊かなアサリを味噌でさっと煮て、炊きたてのごはんに汁ごとかける「ぶっかけ」が元来の姿と言われ、家族で囲む食卓や下町散策のあとの一杯にふさわしい一品です。
深川浦はアサリやハマグリ、アオヤギ(バカガイ)が豊かに獲れた漁師町で、殻を除いた身だけを「ぬきみ」として売る文化から、むき身を使った炊き込みご飯も広がりました。明治以降は職人の弁当向けの炊き込み型が家庭にも入り、現在では店によって「深川めし」と「深川丼」で二型を呼び分けることもあります。1980年代に深川江戸資料館の開館を機に深川宿が郷土料理として復活させ、深川めし振興協議会のもと11店舗がその味を守り続けています。
ぶっかけと炊き込みの違いは、ごはんに味噌の煮汁を「かける」か、あさりの蒸し汁で米を「炊き込む」かにあります。本レシピは江戸の原型に近いぶっかけ型ですが、炊き込み派ではアサリを別蒸しして身を後入れすると、ふっくらとした食感が保てます。薬味は長ねぎが定番ですが、三つ葉や刻み海苔に替えてもよいでしょう。
家庭で店に近いコクを出すなら、関東と信州をブレンドした江戸前風味噌を選ぶのが近道です。時間がない日は、深川宿の「深川めしの素」を炊飯器に入れるだけで、下町の味わいに近い一杯が手早く楽しめます。