
静岡県
富士宮やきそば
もっちりとした蒸し麺に肉かすの脂香が絡み、最後にふる削り粉が鼻先をくすぐります。ソースが焦げる音とともに立ちのぼる香りは、富士山麓の町食堂そのもの。
1つのレシピ
Background
富士宮やきそばとは
この料理の背景と、土地での食べられ方
富士宮やきそばのレシピ
作り方を選んで、キッチンへ。

静岡県
もっちりとした蒸し麺に肉かすの脂香が絡み、最後にふる削り粉が鼻先をくすぐります。ソースが焦げる音とともに立ちのぼる香りは、富士山麓の町食堂そのもの。
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この料理の背景と、土地での食べられ方
作り方を選んで、キッチンへ。
富士宮やきそばは、静岡県富士宮市を発祥地とするご当地焼きそばです。蒸した麺を急冷して油で表面を整える製法により、水分が少なく強いコシの「蒸し麺」が生まれ、肉かすの香ばしさと魚の削り粉が三要素として定着しました。B-1グランプリ初代王者、文化庁「100年フード」認定など、観光とまちおこしの象徴として全国に名が轟いています。
富士山の北麓・山梨側からも車で足を延ばせる距離にあり、旅の途中で立ち寄る「富士山麓の昼食」として親しまれてきました。山梨にはほうとうや吉田うどんといった粉食の郷土料理が根付く一方、隣接する駿河では蒸し麺の焼きそばが別系統の麺文化として花開いた——同じ富士山麓でも、県を越えると麺の作り方と食べ方が大きく変わる面白さがあります。
元来はお好み焼き屋のサイドメニューとして、日持ちと調理のしやすさを重視して改良されてきたと語られます。肉かすは天かすが足りなかった時代の代用から広まったという説もあり、脂の香りがソースと削り粉を引き立てます。店では鉄板の上で1食ずつ強火で仕上げるため、家庭でもフライパンを予熱し、麺はお湯で蒸らしてからほぐすと本場に近づきます。
本場の蒸し麺とセットソース・肉かす・だし粉を取り寄せれば、スーパーの焼きそば麺では出せない食感と香りが一気に近づきます。静岡・富士宮の老舗製麺所が手がけるセットを選ぶのが、旅の記憶を食卓に呼び戻す近道です。